洋式トイレで所要時間が長くなると、足が痺れることはありませんか?
ただ座っていただけなのに、太ももあたりが「ジンジン」、立ち上がろうすると「チクチク」。時間が経つと治まりますが、一時的に立ち上がるのもつらく感じるこの痺れは一刻も早く治したいところです
日常生活で椅子に座っても痺れないのに、
「なぜ洋式トイレはこんなに痺れるのか…」
「痺れないようにするにはどうしたらいいのか…」
「自分と同じように洋式トイレで足が痺れる人っているのか…」
調べてみました。
本記事では「洋式トイレで足が痺れる原因」と「痺れないようにする方法」、「SNSでの口コミ」について解説していきます。
この記事を読んで、痺れに怯えることなくトイレで快適な時間を過ごせるようになれば幸いです。
洋式トイレで足が痺れる原因

足が痺れる原因
そもそも「痺れ」とはどんな状態かというと、一般的に以下の状態をいいます。
しびれとは、感覚が部分的または完全に消失した状態をいいます。「ジンジン」「チクチク」「ピリピリ」などと表現されることがあり、顔、首、肩、背中、腰、腕、足、手指や手といった身体の一部のほか、右半身、左半身など半身で生じることもあります。
引用元:しびれ | 済生会 (saiseikai.or.jp)
正座の場合でいえば、膝から下の部分の血管や神経が圧迫されることにより痺れが起こります。
では、洋式トイレで座っているときはどうでしょうか?
洋式トイレの便座は卵のような円形のため、足の付け根から太ももにかけて体重がかかります。
お尻や太ももには動脈や神経が多くあり、体重で太もも裏側の血管や神経が圧迫してしまうことにより痺れが起こります。
座っているときと立ち上がったときの痺れは以下のような感覚ではないでしょうか。
座っているとき:
太ももの裏周辺がジンジンする
(血管や神経の圧迫による血流不足、神経の麻痺)
立ち上がったとき:
太もも周辺とふくろはぎの方までチクチクする
(血流不足が解消され血が流れ出している)
正座と違う点は、便座に座っている部分のみが圧迫されるところです。
便座に座っているときは太ももの上に肘を置いたりと前傾姿勢になりやすく、太ももを圧迫しやすい状況にあります。

血流が急に悪くなったり、よくなったりすると痺れが起きます。
血管や神経を圧迫しないようにすることが痺れ予防のポイントです!
洋式トイレでの足の痺れは自分だけ?みんなの口コミ
トイレでの足の痺れについてSNSの口コミ
トイレでの足の痺れについてSNSで投稿を探してみると、意外と多くの人が痺れを経験しているみたいです。
SNSの投稿をまとめると、以下のようになります。
「トイレで座ったら足が痺れた」
という報告投稿が多数!
痺れないようにする方法や痺れを直す方法を探しましたが、見当たらず…
ぐえっ
— みい@視覚過敏すぐ死ぬ (@aosimii) July 30, 2023
トイレで足と腰が痺れた……
ぐでっ
最近便秘気味で朝膀胱やら腸やらが圧迫され過ぎててめちゃくちゃお腹痛かった……
— みるめぇく🤰37w (@mirumeeeeekyu) June 21, 2023
力んでも激痛だしトイレ1時間こもってたら足痺れた…笑
ただ座ってトイレしてただけなのに尋常じゃなく足が痺れたなんで
— 田牧そう (@makihumi_) February 9, 2023
トイレでまた足痺れた…
— わんぱく@ビジュアルで殴るクリエイター (@Wannpaku1) June 14, 2022
足痺れずに用を足す事が出来ない人生かもしれない。
トイレの滞在時間
1回のトイレでの滞在時間はどのくらいなのか探してみました。
20~50代の男女600名を対象にインターネットでの「トイレに関する意識調査」の中に「1回あたりのトイレの平均滞在時間」について調査結果があったので紹介します。
※調査に関しては、クリエイティブサーベイ株式会社調べとなります。
○ 1回あたりのトイレの平均滞在時間を教えてください。(単一)
(男性n=300/女性n=300)
引用元:【トイレに関する調査-後篇- 】 トイレ後、『石鹸を使って手を丁寧に洗う』は半数以下! 20代男女では、女性よりも男性の方が『手が清潔』という結果に。|クリエイティブサーベイ株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)
トイレの滞在時間が10分未満が男女ともに90%以上とのことです。
トイレでやっていること
トイレの個室を使用する人の中には長居する人がいます。駅やショッピングモール、オフィスビルなど割とどこにでもいます。
そんなトイレの個室で長居をする人は何をしているのかというと、用を足す以外のことをしている訳で。
具体的に何をしているかというと、
- 考え事や瞑想
- 読書
- メール・インターネット
- 携帯ゲーム
- ちょっと寝る
駅やオフィスビル、ショッピングモールのトイレは清潔度が上がってきていますし、快適さが増して長居する傾向にあるようです。
自宅のトイレも同じでトイレに籠城する人が多くいる模様です。
1人きりの空間・時間を過ごしたい人にとってトイレの個室は、
無料で使える最高のプライベート空間
なのかもしれません。
洋式トイレで足が痺れたときに治す方法

結論からいうと、
足の痺れをすぐに治す方法は見つかりませんでした。
トイレで足が痺れたときの行動は次のどちらか1つです。
- 痺れを我慢して立ち上がる
- 座って痺れが治るのを待つ
どちらにせよ「イテテテ」って言いながらゆっくりと動くようになります。
正座の痺れの場合は、つま先立ちや足をマッサージ、後ろ歩きなどをすることで早く治りやすいと言われていますが、トイレの個室では出来ることが限られます。
駅や会社のトイレなど自宅以外の場合は靴も履いているので尚更です。

座りながら痺れを解消できればいいですが、そんな都合のいい方法はありませんでした(゚Д゚;)
痺れる前に用を足すのが一番かもしれません。
洋式トイレでの足の痺れの軽減対策

トイレの個室での滞在剤時間が長くなる傾向にあり、今後トイレで「足が痺れた」という人が多くなると思います。
足の痺れをすぐに治す方法は見つかりませんでしたが、痺れにくくする方法を見つけたので紹介しています。

それでは、足の痺れ対策を紹介していきます!
トイレでの足の痺れ軽減対策①:太ももの体重移動
洋式トイレで座っているときに、左右に体重移動してお尻、太ももを少し持ち上げます。
この動作をこまめにすると、太ももの血管や神経を圧迫する時間が短くなり足が痺れにくくなります。

便座に座りながら太ももを上げるって難しく感じましたが、慣れれば簡単にできます
トイレでの足の痺れ軽減対策②:姿勢を良くする
洋式トイレに座っているときの姿勢は、『考える人』のように背中を丸めて、太ももに肘を置いて座る姿勢になってしまいがちです。
背筋を伸ばして背中を起こすことにより、重心がやや後ろになり太ももの血管や神経を圧迫しにくくなります。

重心の方が前の方が用を足しやすい(力みやすい)のでしょうか。
ちょっと重心を後ろにすると大分圧迫されている感じがなくなります。
トイレでの足の痺れ軽減対策③:足の位置を上げる
フットレストやトイレ踏み台で足を上げると、膝が高くなり便器に座ったときの重心バランスがとれて、自然なポーズになるようです。
足を上げる高さは個人差があるのでどの程度の高さが最適か検証が必要です。
フットレストは拭き掃除ができるプラスチックや金属製のものがおすすめです。高さと角度を調整できるので一度試してみはいかがでしょうか。

一見邪魔そうに思えますが、使い慣れるとこれがないと落ち着かなくなりそうです。
トイレでの足の痺れ軽減対策④:太ももの血管の圧迫軽減
便座カバーを分厚いものにすると、太ももの血管の圧迫を軽減できます。
便座クッションと呼ばれていて厚さが5cmあります。
座布団みたい(笑)あぐらもかけそうです。
メリット
・V-Lapと呼ばれるクッション材で体圧分散
・便座に置くだけでOK
・洗濯機OKなので繰り返し使える
・冬は便座に座る時のヒヤッと冷たいのも解消
デメリット
・クッションが分厚すぎて便座の蓋が完全に閉まらなくなる
・クッションが分厚すぎて便座を上げたままの状態にできなくなる
まとめ
ここまで「洋式トイレで足が痺れる原因」と「痺れないようにする方法」、「SNSでの口コミ」を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
本記事をまとめると、
- トイレでの足の痺れは、太ももの血管や神経の圧迫によるもの
- 痺れをすぐに治す方法はない
- 太ももの体重移動や姿勢をよくして圧迫し続けないようにする
- フットレストや便座クッションなどの圧迫防止グッズを使う
足が痺れる前に用を足す。結局これにつきます。
どのくらいの時間で足が痺れるかは人それぞれなので〇分以内に用を足すのがいいかは言い難いところですが、こまめに左右に体重移動したりして痺れの到来を阻止しつつその間に済ますのがよさそうです。
少しでもトイレで快適な時間を過ごせるように役立てば幸いです。
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